• 夏の研修を終えて(その2)2016年09月23日更新

    なのはな指導員は療育の合間をぬって外部研修に参加したりしています。

     

    今回は8月20日、21日に早稲田大学で行われた自閉症カンファレンスになのはな指導員では一番年齢の若い(!)石川指導員を含め、6名の指導員が参加をしました。

    自閉症カンファレンスは、毎年、早稲田大学で行われる国内最大の自閉症支援のための専門会議で、全国から1000名以上の参加者が集まり、それぞれの実績の報告会をしたり、ノースカロライナからTEACCHの講師を招いて講演が行われたりします。

     


     

     

    私は21日に参加をして、アメリカ・ノースカロライナ州のTEACCHのドーンアレイン先生の「教育へのコンサルテーションと就労支援」というテーマの講演を聞きました。

    現在、ノースカロライナ州の就労支援では「一人ひとりにあった仕事を時間をかけて見つける」という体制がとられていて、「就労した後も見守ってくれる」というフォローがされています。一人ひとりに時間をかけて最後まで見守るという支援にとても感心しました。

    さらに、ノースカロライナの支援員が普通高校の就労説明会に行き、自閉症の事を伝える試みを行っているそうです。それは「生徒たちに少しでも自閉症の事が心に残り、社会に出た時に支援したいと思えるように」との願いから行っているとの事で驚きました。

    日本でもこういった自閉症の事をみんなに理解してもらおうという活動がどんどん増えてほしいと思いました。また、自閉症や障がいのある人たちが少しでも就労を含め、様々な活動に参加できるような社会になってほしいと感じました。

    (なのはな指導員 石川)