• なのはな定例セミナーを開催しました2017年03月14日更新

    3月12日(日)、市内睦合北公民館にて平成28年度第3回なのはな定例セミナーを開催しました。

     

    22名の方にご参加いただきました!

     

    今年度最後の定例セミナーは、厚木なのはな理事長の中川が「親として大切にしてきたこと~我が子の成長を振り返りながら~」というテーマでお話しをさせていただきました。

     

    なのはな親スタッフの子ども達は障がいのある子ども達です。私たちは常に、同じ立場である保護者の方たちの力に少しでもなれれば、と思っています。子どもの特性に対する親の受け止め方、子どもへの関わり方、周りへの支援の求め方でおやこ関係はとても大きく変化すると思っています。おやこ関係の安定、たとえそれがどのような形であったとしても、その事が私たちの子ども達の成長へ大きく関わってくると考えています。

     

    中川理事長自身のお子さんのそれぞれの時代を振り返りながら、その中で経験して気づいた事、大切だと感じた事をわかりやすくお話しさせていただきました。

    特に、気持ちを安定させるために心がけてきた事、という内容はまだ年齢の小さなお子さんの保護者の方には大きなヒントがたくさん得られたのでは、と思います。

    特にご参加いただいた皆様からのアンケートに多くあがっていたのは、「その時が来るまで根気よく待つ」「親のタイミングで決めない」という事が印象深かったようです。

    つい、他のお子さんとの比較という事はしてしまいます。私たちはどうしても「待つ」という事が苦手なのかもしれないですね。でも、今回のセミナーをきっかけに少しだけでも客観的に捉えて「待つ」という事を意識してみるとまた関わりが違ってくるのでは、と思います。

     

    中川理事長は「子育て=心育て」なのでは、とお話しをしました。

    安心できる、信頼されている、受け入れてくれる、愛されている、という事がベースとなり、それによって「自己肯定感」、「自尊心」、「主体性」、が育っていき、後に「我慢できる、困難に立ち向かえる、折り合いをつけられる」という強さが身につき、私たちのこども達が社会の中で、困ると感じる事が少しでも軽減できるのではないでしょうか。

     

    中川理事長も、お子さんが幼少期には自身の子育てを否定されるような事もあり、苦悩は大きかったとの事です。

    でも、同年代の障がい児母との出会いが大きな励みとなり、子育てに役立つ情報の共有も行い気持ちが楽になったそうです。

    また、専門機関の利用、支援者のつながりによって、つらい話を聞いてもらえる、適切なアドバイスをうける。そうした事によって子どもの特性を理解し、やがて受容へと繋がったそうです。

     

    ぜひ、多くの仲間、支援者に繋がって下さい。

    なのはなで定期的に開催している「茶話会」も、ぜひご活用いただけたらと思います。中川理事長をはじめ、なのはな母スタッフも毎回参加をしている気軽にお話しのできる会です🎵

     

    最後には、中川理事長のお子さんが長年続けている、ピアノ演奏の動画をご披露してもらいました!私も何度か発表会に行かせていただいていますが、とても素敵な温かい演奏なんですよ(^^♪

    お子さん本人が、心地の良い時間を見つけられるといいですね!