昨日、2月4日(日)市内公民館にてなのはな定例セミナーを開催しました。
今回は、社会福祉法人伊勢原市手をつなぐ育成会 相談支援専門員の中村逸郎さんによるセミナーでした。
テーマを「一人ひとりの自立・社会参加に向けて~就労支援を通して感じてきた事~」としましたが、20年以上養護学校で進路指導に携わっていらした中村先生は、現在は多方面において複数の福祉事業所でご活躍をされており、日本における障害福祉の事から、現在の障害福祉制度についてとお話しいただきたい事がたくさんあり、お時間が足りず参加者の方より、「もっと細かい所までお聞きしたかった」、とのお声を多数いただきました💦お時間が足りなくて申し訳ありません(T_T)
卒業後、利用できる事業所、働く事の出来る企業、スキルを身につけるための訓練校と色々な道がありますが、中村先生のお話しの中では、就職できたからよかったね、と思いがちですが一番大事な事は本人に合っているかどうか、という事だとおっしゃっていました。
私も以前、見学をさせていただいた特例子会社の職員の方よりお聞きしましたが、多くの方が生き生きとお仕事に取り組んでいますが、中には学校卒業後、特例子会社での就労が決まったけれど、職場の環境や仕事内容が本人には合わなくて、体調を崩してしまう方もいるそうです。お仕事をお休みしなくてはならないだけではなく、日常の生活にも支障が出てしまうほどのストレスを受けてしまうと、やはりその会社は退職し、環境を変えるという事を選択しなくてはならないようで、進路先の選択の重要性を感じました。
もし、そういった事がおきてしまった場合にも、相談先がきちんとあるそうです。企業、学校、相談支援員、保護者が連携し、ご本人に良い環境を一緒に考えていけるような体制も知っておきたいですね。
なのはなでは今後もこうしたテーマで定例セミナーを企画していきたいと思っています。
セミナーの場だけでなく、特別支援学校の説明会や、相談支援事業所、障害者総合相談室(ゆいはあと)などでも様々な情報を得る事ができるかと思いますので、お子さまの豊かな将来のためにも多くの情報にぜひ繋がっていただきたいと思います。