• 会社見学に行きました2015年11月02日更新

    なのはなスタッフ8名で、愛川町にある日本発条の特例子会社「ニッパツハーモニー」の見学に行ってまいりました。
    ここでは屋内の清掃・屋外の緑化作業・工場生産ラインの補助作業などの仕事をしています。


    最初に実際に働いている現場(トイレ掃除、掃除機かけ、補助作業など)の見学をしました。皆さん、手順に従ってもくもくと丁寧な作業をされていました。


    次に「アビリンピック」に出場する方の練習風景を見学しました。アビリンピックとは全国障害者技能競技大会のことで、障害のある方々が、職業能力の向上を図るとともに、障がいに対する理解と認識を深めてもらい、雇用促進を図ることを目的として開催されます。


    今回出場するのは「ビルクリーニング」の部です。指定時間内に決められた空間(事務室)の清掃作業を行います。資機材の適切な取り扱い、確実な清掃技術、サービス業としてのマナー、安全に配慮した作業等が競技のポイントとなるそうです。
    床清掃は10分間ほどの時間でしたが、見ている方は一つ一つの動作にくぎ付けとなり、実に「すばらしい!」の一言です。思わず大きな拍手をしてしまいました。そのパフォーマンスぶりは、熟練しているということもあるでしょうが、指示通りに動ける素直な心がないとできないと思います。ご本人のお力も大きいですが、指導者との信頼関係の強さをとても感じました。
    大会は来週にあるそうですが今から緊張されている様子でした。当日は実力を発揮できるといいですね。ご検討をお祈りしています。


    その後10分間の休憩時間となり、従業員の方々が一同に集まってこられました。皆さん元気に挨拶していただきとても気持ちが良かったです。休憩時間が終わるとすぐに席を立って次の仕事に向かわれました。


    所長の市場さんより
    会社の概要や仕事内容、企業で働くために必要な事、家庭での役目等のお話をしていただきました。
    どのお話も心に響きましたが、特に印象的だったのは
    仕事をするためには
    「働く意欲、意識を持つこと」これが一番大切、という事でした。
    社会人として仕事をして給料をもらおうという気持ちを持つこと、つらくとも頑張って仕事をやり抜くこと、教えられたことを頑張って処理すること…。
    現在はまだその時期にはなくピンと来ない人でも、将来に向けて少しずつモチベーションを上げていくことが大切だと思いました。
    そして、
    家庭では社会人としてのマナー・エチケット・生活習慣を就労前に教えておくように、とのことでした。




    最後に
    ~会社で働くために求められるキーワード~
    「やる気」「元気」「根気」「協調性」そして「目標をもつこと」…


    今回は、障がいがあるなしに関わらず「働くこと」の意味を再認識させられた、とても貴重な時間でした。
    対応していただいたニッパツハーモニーの方々、お忙しいところ本当にありがとうございました。