なのはなブログ
  • 茶話会を開催しました!2015年05月22日更新

     

    今年度初めての茶話会を開催しました。
    参加者はスタッフ含め7名でした。
    この4月にお子さまが幼稚園に入園された方、小学校に入学された方、また幼稚園保育園で進級された方…とそれぞれの立場でお子さまの様子や聞いてみたいことなどをお互いに出し合いながら、和やかな雰囲気のもと2時間近くおしゃべりしました。

    特に話の中心となったことは年長のお母さま達からの小学校の進学先をどうするか?でした。
    来週には教育委員会との1回目の就学相談があるそうです。
    最終的にはご家庭の判断となるのですが、何をもって決めるべきなのか…いろいろと迷うところですね。
    スタッフである先輩母からのアドバイスとしては、まずは希望している学校の様子を知っておこうということです。
    普通級と支援級の選択についても、そこでお子さまに必要な支援がどういったものかで違ってくると思います。
    普通級に進学された小1のお母さまからも学校での様子を聞くことができ大変参考になりました。

    また、今回入園されたお母さまからは、子どもの特性(診断名も 含む)について、周りに伝えた方がいいのかどうか?
    との質問がありました。伝えるべきかどうなのか、これは常に迷うところです。伝えるとしたらどの時期にどのタイミングでというのは、もちろん人によって違うでしょうが、最初から「こういった支援が必要。協力してほしい」というものがあきらかにあるようなら、伝えておく必要があるかもしれませんね。

    その他、小学校に入ってからの放課後等デイサービスや日中一時支援についての質問には、わかっている情報を先輩母から伝えました。
    その中で、単なる「お預かり」をしてくれる事業所ではなく、子どもが喜んで活動できたり、特性を生かしてもらえるような場所はないか?の話題となりました。
    時間にも気持ちにも余裕が出てきたならば、福祉サービス以外にも地域のサークルや習い事に参加していけるといいかもしれませんね。

    今回の茶話会の印象としては、
    進級・進学してから1か月半余りたった現在、最初は不安や緊張もあったことと思いますが、それぞれ元気に通園通学されている様子、またお母さま達もお子さまと素敵な時間を過ごされている様子をお聞きして、この季節と同じような「爽やかな」気持ちで時間を共有できました。
    時々茶話会では、子どもの「できないこと自慢(?)」になり、苦労している話が中心となることもあるのですが(もちろんそういう気持ちをぶつける機会も必要です)、今回は子どもの今の姿を見つめ、そしてこれから変わ っていくであろう姿を想像しながら、前向きな意見交換ができた気がします。
    参加していただいた皆さま、お忙しい中ありがとうございました。

    次回の茶話会は7月(日にちは未定)を予定しています。
    皆さまのご参加、お待ちしております。

  • 大きくなあれ!2015年05月12日更新

    なのはなの集団療育では色々な内容の活動をしています。

     

    みんなでゲームをしたり、お買いものに行って調理をしたり、季節のイベントに合わせて制作をしたり。

    集団生活の中でのルールなどを身につけるために、たくさんの事が盛り込まれています。

     

    なのはな玄関前にはいつも指導員の先生方がきれいなお花を花壇に植えて下さっています。

    その中に、ん?? 野菜の苗??

     

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    先日の集団療育で近所のホームセンターに買い物に行き、一人ひとつ、野菜の苗を購入して持ち帰り、自分でプランターに植えました!

     

    Cグループの3人は(一人欠席でした。残念!)財布ポーチに100円を一枚いれて買い物に行き、75円のナス、ピーマンの苗を購入。

     

    レジでも担当の指導員と一緒に、自分でお支払いをしてきました。

    我が子は財布ポーチごと、店員さんに渡して丸投げにしたそうです(^_^;)

    前に自宅でお買いもの練習をした時に「会計お願いします」と紙を入れて、ポーチごと店員さんに渡してね、と体験させたからでしょうか…

    でも、レジの店員さんが優しく「お金を出して、くださいね」と言って下さり、お財布から100円玉を出すのを待って下さったそうです。

     

    Dグループでは少し多めにお金を持っていき、自分の持ってきた金額の中で買うことができる苗を自分で選んだそうです。

     

    トマト、カラーピーマン、ゴーヤ、そーめんかぼちゃ(!)、とバリエーション豊富な種類で購入してきました。

    なのはな玄関前に小さな苗がちょこんとプランターに植えられています。

     

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    グループのお友達は個別の療育に来る時にもお世話が楽しみですね。

    普段のお世話は先生方がやってくれています!

     

    収穫できたら、集団療育の中で調理をしておいしくいただきたいですね!

    楽しみです(^O^)

  • なのはな定例セミナーのお知らせ2015年05月07日更新

    5月のさわやかな陽気の中の長期連休でしたが、皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか?

    私は予定の無い日は好きなだけ起きていて、好きなだけ眠るというなんともグウタラな生活でした(^_^;)

    なので連休明けの今朝は、ムスメの朝練の時間にお弁当を持たせて送り出すのに一苦労でした…

     

    さて、27年度の最初のなのはな定例セミナーのお知らせです。

    今回は伊勢原養護学校 連携支援担当の高田麻里先生をお招きして、特別支援学校による「センター的機能」についてお話していただきます!(個人的に興味深々です!(^^)!)

    「どんなこと、しているの?」
    「どうやったら活用できるの?」
    「専門職ってよく聞くけど、どんな人たち?」 … etc

    特別支援学校(『養護学校』)って障害のあるお子さんが学ぶ学校、ということは ご存知と思いますが、それ以外のことについては「?」ですよね。
    そんな「?」の部分を、伊勢原養護学校の先生にお話ししていただく機会を設けました。もちろん、学校の様子等も紹介していただく予定です。
    この機会にぜひ、ご参加下さい。

    27年度第1回厚木なのはな定例セミナー
    『特別支援学校の「センター的機能とは?」~地域との連携について~』

    <日時>
    6月14日(日)10:00 ~ 11:30
    <場所>
    依知南公民館集会室
    (厚木市下依知 406-1 ℡ 046-245-0436 )
    <講師>
    伊勢原養護学校 連携支援グループリーダー  高田麻里 先生
    <参加費>
    無料
    <定員>
    30名 (定員になり次第、締め切ります)お申込み締切 6/8(月)

    ※託児はおこなっておりません。
    ※聞いてみたいこと ( 質問 ) も受け付けております。メールにて件名に「セミナー質問」と入れていただき、お子さんの年齢(学年)もお知らせ下さい。 質問締切  5/31( 日 ) まで
    お申込みはメールまたはお電話にてお願いいたします♪
    厚木なのはな ℡046-404-0663  メールatsugi_nanohana@yahoo.co.jp
  • 5月なのはな茶話会のお知らせ2015年04月14日更新

    新学期が始まったとたんに冷たい雨が続きますね…

    入学したばかりのピカピカの一年生が大きなランドセルを背負って、まだ慣れていない傘をさし一生懸命に下校する姿を見て、がんばれっ!と心の中で応援したいと思いました!(^^)!

     

    新学期も始まり1週間、保護者の皆さまもようやくホッとした時期でしょうか?

    なのはな茶話会でお子さんの学校や園でのご様子、ご利用の福祉サービス事業所の情報交換、その他ざっくばらんにおしゃべりをして息抜きリラックスをご一緒にしませんか?

    初めての方もどうぞお気軽にご参加下さいね。

    お待ちしております!

     


     

         

          
    <5月なのはな茶話会>
    日時 27年5月21日(木) 10:00~11:30
    場所 厚木なのはな
    参加費 200円(お茶菓子代)
    定員 6名くらい
    *お申込み締切 27年5月18日(月)
    参加ご希望の方はお電話、またはメールにてお名前、お子さんの年齢(学年)、ご連絡先を
    お知らせ下さい。
    ・託児はありません。お子さん同伴の方はお申込みの際にお知らせ下さい。
  • 体操教室を開催しました!2015年03月25日更新

    ご報告がセミナーと前後になりますが…(^_^;)

     

    3/21(土)、市内公民館にて体操教室を開催しました♪

    厚木なのはなでは、年間で数回(主に祝日です)体操教室を行っています。

    いつもの「なのはな」とは違い、広々とした会場で色々な楽しい物を使い(トンネルもあるよ♪)思い切り体を動かします!

     

    一部の幼児さん、低学年さんのグループでは6名のお子さんが参加してくれました。

    元気いっぱい、体を動かせましたね!

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    そして二部の小学生グループは9名のお子さんが参加してくれました!

    しっぽ取りゲームではものすごいスピードで駆け回る男の子、しっぽを取られないように壁の花と化している女の子、色々なスタイルで参加してくれていました。

     

    サーキットは、ケンケンパっをしながら進み、トンネルくぐり、一本橋、でんぐり返し、にょろにょろの道、パラシュートくぐりと盛りだくさん!順番に決められた回数を回転しながらこなします。さすが小学生!しっかり順番で取り組めていました(^O^)

     

    ころころバランスボールにあたらないように逃げるドッジボールではみんな上手に逃げていました。(大人がたまにやると怖くて後ろ向きで逃げちゃうからすぐ当たっちゃったりしますよね(^_^;))

     

    電気を消してゴローンとクールダウンのリラックスタイム、そしてみんなでジュースタイム。

    4月からはみんなまた一つ学年があがってますますお兄さん、お姉さんになるね。

    またみんなのかっこいい体操教室での様子を見るのを楽しみにしています!

     

    次回の体操教室は4/29(昭和の日・水)に開催します!

     

  • なのはな定例セミナーを開催しました2015年03月23日更新

    3/22(日)、市内公民館にてなのはな定例セミナーを開催いたしました。

     

    16名の保護者の皆さまにご参加いただきました!

    今回のテーマは「就園・就学に向けて」というテーマで、なのはな指導員の岡田真祐美指導員、山村文指導員がお話しをさせていただきました。

     

    就園に向けて、幼稚園、保育園の選び方や具体的にいつ頃からどんな風に動けばいいか、新しい生活の中でお子さんがどのような環境で頑張っているか、もしも行き渋ってしまった時はどう対応したらいいか、など色々なお話が盛りだくさんでした。

     

    特に印象的だったのは、この時期に一番大切な事はお子さんが「楽しく過ごせる」という事。

    その先が長いので、この時期はとにかくお子さんが初めての集団生活の中で楽しく過ごす事を最優先して、時には焦らず様子をみたりする事も大事だそうです。

    ついつい、親も初めての集団生活という事で「ちゃんとさせなきゃ!みんなと同じように!」と力みがちだったりもしますが、親のエゴと紙一重になるケースもあるので注意したいですね…

    お子さんは集団生活の中でとても頑張っています。焦らず大きな気持ちで受け止めてあげたい時期です。

     

    昨年まで市内小学校で特別支援学級担任をしていた岡田真祐美指導員より、

    就学先決定の流れから特別支援学級について、特徴、学校内での先生の役割(支援コーディネーターの先生がいる)など学校現場経験者としてのわかりやすいお話がありました。

     

    特に幼稚園、保育園から小学校へあがる際は「学校の先生ってなんとなく厳しそう…」という声をよく聞きます。

    私も実際にそう感じていました(^_^;)

    幼稚園では可愛らしい女性の先生が可愛らしい声で「みなさん♪おはようございますっ♪」なんて言っていたのが突然、子どもの呼び方も「〇〇さん」だなんて…!

    「上手にできたね☆」なんて褒めてくれないんじゃないか…など(←思いっきり偏った偏見ですね…)

    でもそんな心配は入学したら吹っ飛びました(笑)

     

    学校の先生も、幼稚園時代の先生同様、子どもの成長を親と一緒になり見守り、喜んでくれます!

    子どもの成長に合わせた距離感でちゃんと丁寧な関わりをして下さる先生がたくさんいます!

     

    中にはやはり、まだ支援級の経験が少ない先生がいる事も事実だそうです。岡田先生も始めは突然、「4月から支援級です」との通達だったそうで…(そりゃ、誰でも始めがありますからね…)

    学校ではとにかく、支援級担任以外にも交流級の担任、校長先生、教頭先生、教務の先生、事務の先生、養護の先生とお子さんに関わる先生はたくさんいます。たくさんの先生と仲良くなり、たくさん迷惑がかかってもオッケー!迷惑なんかではないのです!とお話しがありました。

    まだまだ支援については勉強中です…という先生が担任だとして、ため息がつきたくなるような場合でもぜひ保護者の方が先生と一緒に勉強して下さい。先生とたくさんお話しして下さい。親が先生に背をそむけてしまうと、先生はお子さん自身がどんな支援を必要としているかわかりにくい状態になってしまう事もあるかと思います。先生とたくさんお話しをして情報交換ができると、あらたな発見もあったり、課題が見えてきたり、お子さんにとって困り感のない環境設定がきっとできると思います。

     

    なのはなでは「保育所等訪問支援事業」を行っています。

    指導員がお子さんの幼稚園、保育園、学校に出向きお子さんの様子を見学して、連携をとってお子さんに合った環境作りをするお手伝いができると思います。詳細については市町村、なのはなにお問合せ下さい♪

     

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  • 座談会(?)ご報告2015年03月18日更新

    連日、暖かい日が続きますね。本格的な「春」まではまだまだ寒暖を繰り返しそうですが…

    今日は市内の幼稚園で卒園式を行う所が多いようですね。春のようなやわらかい日差しとなりよかったです(^^)

     

    昨日、3/17(火)は、茶話会を予定しておりましたが年度末という事で保護者の方もお忙しい時期でしたね。

    昨日は内輪での「座談会」のような状態になりました!

    茶話会に参加して色々お話しを聞いたりしたかった!という方のために、座談会の内容をご紹介します♪

     

    子ども小4母 3人

    子ども高1母 1人

     

    ~学校での様子~

    *先生が一生懸命やってくださっている。うまく取り組めなかった時などは結果の報告をしてくれるので、寝不足だったかな、家でボンヤリできる時間があまり取れていなかったかな、との気づきになるので助かる。結果に着目しているが、間の過程にも着目して、直接的に何が問題だったか(課題が今の状態に合っているか、など)も、先生にも一緒に考えてもらいたいのでよく話し合っている。

     

    ~家庭での様子~

    *子どもが、うわわわわわああああ~~~、っとなったり、んんんんんん~~~~っ!!となったり(わかる人にはわかる?(^_^;))

    問題行動を起こしてる時には、動画で撮影してみて、後で冷静になっている時に一緒に振り返って見ながら、「こんなになっちゃったね、ちょっとカッコ悪いよね!(笑)」なんてのもいいかもね。←お子さんによりますけどね!失敗な所を一緒に笑いながら見れる子に限りますね…

     

    ~親の考え方~

    *アスペルガー症候群、高機能自閉症の作家 ニキリンコさんの講演会で以前、親による「主観の侵害」の話があった。

    親が「これおいしいよ、おいしいから食べなさい」「楽しいよ、ほら、楽しいでしょ」というのは、「主観の侵害」…

    (ああ…まさにきょうだい児である姉にコレをしてきたかも…と反省。今は中学生になった姉に対しては全く自分とはとらえ方や考え方が違う、「一人のニンゲン」なんだとようやく気づき、昔に比べて互いの感じ方に対して認め合えておりますが…)

     

    ~進路の話~

    *中学卒業後の進路の話。

    通常級在籍のお子さんの中学卒業後の進路 サポート校に行ったりするお子さんもいる。

    サポート校への受験に向けての流れってどんな感じ??中学の担任の先生にご相談できるといいね。サポート校卒業の後は??

     

    と、さまざまなテーマで話が飛び交いました。

    同じ年齢のお子さんの話、先輩母の経験の話、情報交換、振り返り、と充実感いっぱいです(^O^)

    ぜひ、お母さん仲間のみなさんも「たくさんしゃべる!いろいろ聞く!」 コレ、とても重要だと思いますのでプチ座談会をお仲間同士で

    おこなって下さいね。お仲間募集中の方はぜひ、なのはな茶話会へお越しください♫

     

    今年度のなのはな茶話会は終了いたしました。たくさんのお母さん仲間とお話しができて嬉しかったです!

    来年度も奇数月の開催予定です。お待ちしております!

     

  • Aネットセミナーに参加してきました2015年03月16日更新

    今回も引き続き中川理事長によるセミナー報告をご紹介させていただきます♪
    なかなかこういった場に行き、お話しを聞く機会がとれない方が多いと思いますのでなのはなブログの中で
    少しでも発信できたらと思います(^^)

     


     

     

    3月7日、「Aネットセミナー」に参加してきました。

     

    Aネットとは「厚木地区福祉ネットワーク2006」の略です。(2006はこの会が始まった年です)
    この会は厚木地区知的障害者施設の利用者やグループホームの入居者の権利擁護を行うために発足しました。
    私は昨年度から運営委員として関わらせていただいています。
    しかし、まだまだ疎くて知らないことだらけで、勉強させられます。
    さて、今回のテーマは
    「障がい者権利条約の理想と現実」

     

    社会福祉法人県央福祉会パステルファームワーキングセンター施設長の川田雪野さんの講演でした。
    川田さんの原点は地域作業所(措置制度の時代)で、知的障がい者とともに32年間過ごしてこられました。
    さて、講演の内容ですが
    最初に障害者を守るための法律(権利条約とそれができるまでの歴史)を分かりやすく説明していただきました。
    その中で印象的だったのは、

     

    権利条約にある「障害者固有の尊厳の尊重を促進することを目的とする」

     

    の部分です。

     

    私たちはなぜ障害者を守らなくてはいけないのか。
    障害者は(見方によっては)なぜ優遇されているのか。
    その答えがこの一文にある、ということです。
    観念的なことでもなく感情的なことでもない、法律でそのように決められているからなのだと。
    その見解に私も思わず納得してしまいました。

     

    そして話は、この権利条約を受けて私たちは何ができるか、となりました。
    特に、障害者虐待防止法や差別解消法などを取り上げ、どんな場面でそれが適用されるか、
    途中でオリジナルのDVDも視聴しながら考えていきました。
    また、前回のブログでも取り上げた「合理的配慮」についても、どのように提供すべきかを考えました。
    障害者を支援するためには「チームを創ること」が大切ということが根幹にあると思いました。
    自分が障害のある人との関係において、自分の価値を押し付けられる強者であることを自覚すること。
    自分が差別してしまう、偏見を持っていることに気づき、支援と向き合うこと。
    個人としての悩み・迷いを共有し、認め合い悩みながら権利の実現を志向する集団となること。
    障害者を支える健全で安心な事業体になるために不可欠なのですね。

     

    最後に
    川田さんが大事にしている言葉の紹介です。
    「ある人を理解するためには
    その人の理解していることを
    理解しなければいけない」
    by キェルケゴール

     

    1時間半ほどの講演でしたが、とてもわかりやすく大変勉強になりました。
    盛りだくさんの内容だったので、一部分しかお伝えできませんが、
    長年障害者とともに歩んで来られた、そのお人柄がにじみ出ていた、濃い内容のお話でした。
  • 講演会感想~続編~2015年03月10日更新

    なのはな理事長 中川による前回の講演会感想の続きです。

     

     

    私は知的障害児者親の会である「手をつなぐ育成会」の会員として参加しました。
    (育成会の話はそのうちにまた…)
    今回、知的障がいのあるご本人からお話を聞けたことは、とても参考になりましたので紹介します。

     

    小田原にお住いのSさんです。
    最初に、ご自身の生い立ちに触れられました。
    昔から障害について納得しておらず、知的障害という言葉が嫌いで克服したいとずっと思っていたそうです。
    親からは妹と比べられ、そのたびに惨めな気持ちになり「いつか追いつきたい」と努力したけれども、追いつくことはできなかったとのこと。

     

    そしてどのような事情かわかりませんが、7歳の時から施設に入所することになったそうです。
    「家族の暮らしにあこがれを持っている」との話に、切なさを感じました。
    今は、独立型のグループホームで生活をしているそうです。

     

    そんなSさんは、現在、スーパーで日用品や冷凍食品の品出しの仕事をしているそうですが、なんと稼いだお金を親に仕送りしているそうです。

    さらに、具合が悪くなっている親の介護を手伝いたい、とまで話をしてくださいました。
    この話を聞いて、私は愕然としてしまいました。
    小さいころから親元を離れ育っていたSさん、どんなに家族と一緒に住みたかったでしょう。
    言葉にはされていませんでしたが、きっとその状況を恨むこともあったことと思います。
    なのに、こんなにも親を思う気持ちにあふれているとは…
    そしてこんなことも感じました。

     

    障害者にはいつも支援が必要、障害者はいつも守られなければならない。そんなイメージを持ってましたが
    そればかりではないということです。
    時には誰かを守っていく、支えていくことができる立場にもなれる。自分を必要としてくれる人がいる限り…
    お互いを支えあいながら生きていく。これが共生社会なのだと改めて考えさせられました。

     

    Sさんはとても前向きで、何事にも「頑張りたい」という気持ちを強く感じました。
    障害者が安心して働けるように専門のスタッフがもっと増えれば、就労の幅が広がりステップアップもでき、働く意欲が出ると話していました。

     

    今後も支援の輪が広がっていくことを期待しています。
  • 今年度最後のなのはなリズム♪2015年03月09日更新

    3月8日(日)、26年度最後のなのはなリズムを開催しました♪

     

    最後のセッションは、3人で仲良く!

     

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    小1のKちゃんは始まる前から自主練っ!!!(^^)! 気合十分ですね~~!

    3/21(土)に開催される、善永先生のコンサート出演に向けてとっても張り切っている様子のKちゃん♪

    本番もぜひ、ステージで炸裂してねっ

     

    そしていつもおしゃまサンな女の子、小3のHちゃんはリズムの後はお母さんとランチをして映画を観に行くとの事(^^)

    とても楽しみなようで「今日は急ぎで!」と、Hちゃんのテンポは軽快な速さで!

    つられて男子二人も「巻き」でした~~~

    小4の我がムスコは小1のかわいいKちゃんに「アニキ風」を吹かせている様子でした。興味津々!

     

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    叩くとパイプ本体の一つひとつが音階の音になっている「どれみパイプ」では、お母さんと交差させて投げ合ったり、床を叩いて音を鳴らしたり、善永先生とパイプ同士で叩いて音を鳴らしたりと、色々なスタイルで♪

     

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    「カエルのうた」にあわせたギロ演奏は、午後のご予定を楽しみにしていて「巻き」テンポのHちゃんにあわせて、男子も「巻き」で!!

    目がまわりそうなテンポ~~~!!!!

     

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    ミュージックスカーフでひらひらクールダウンをして、お母さんと一緒にとライアングルを鳴らします。

    「またあいましょう」の終わりの歌では、各自、前に出てきて歌いました。

    Kちゃんは今回も見事な指揮者で!

     

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    4月になったらまたお姉さん、お兄さんになりますね。また一緒に楽しくなのはなリズム、やろうね!

     

    「またあいましょう」