3/22(日)、市内公民館にてなのはな定例セミナーを開催いたしました。
16名の保護者の皆さまにご参加いただきました!
今回のテーマは「就園・就学に向けて」というテーマで、なのはな指導員の岡田真祐美指導員、山村文指導員がお話しをさせていただきました。
就園に向けて、幼稚園、保育園の選び方や具体的にいつ頃からどんな風に動けばいいか、新しい生活の中でお子さんがどのような環境で頑張っているか、もしも行き渋ってしまった時はどう対応したらいいか、など色々なお話が盛りだくさんでした。
特に印象的だったのは、この時期に一番大切な事はお子さんが「楽しく過ごせる」という事。
その先が長いので、この時期はとにかくお子さんが初めての集団生活の中で楽しく過ごす事を最優先して、時には焦らず様子をみたりする事も大事だそうです。
ついつい、親も初めての集団生活という事で「ちゃんとさせなきゃ!みんなと同じように!」と力みがちだったりもしますが、親のエゴと紙一重になるケースもあるので注意したいですね…
お子さんは集団生活の中でとても頑張っています。焦らず大きな気持ちで受け止めてあげたい時期です。
昨年まで市内小学校で特別支援学級担任をしていた岡田真祐美指導員より、
就学先決定の流れから特別支援学級について、特徴、学校内での先生の役割(支援コーディネーターの先生がいる)など学校現場経験者としてのわかりやすいお話がありました。
特に幼稚園、保育園から小学校へあがる際は「学校の先生ってなんとなく厳しそう…」という声をよく聞きます。
私も実際にそう感じていました(^_^;)
幼稚園では可愛らしい女性の先生が可愛らしい声で「みなさん♪おはようございますっ♪」なんて言っていたのが突然、子どもの呼び方も「〇〇さん」だなんて…!
「上手にできたね☆」なんて褒めてくれないんじゃないか…など(←思いっきり偏った偏見ですね…)
でもそんな心配は入学したら吹っ飛びました(笑)
学校の先生も、幼稚園時代の先生同様、子どもの成長を親と一緒になり見守り、喜んでくれます!
子どもの成長に合わせた距離感でちゃんと丁寧な関わりをして下さる先生がたくさんいます!
中にはやはり、まだ支援級の経験が少ない先生がいる事も事実だそうです。岡田先生も始めは突然、「4月から支援級です」との通達だったそうで…(そりゃ、誰でも始めがありますからね…)
学校ではとにかく、支援級担任以外にも交流級の担任、校長先生、教頭先生、教務の先生、事務の先生、養護の先生とお子さんに関わる先生はたくさんいます。たくさんの先生と仲良くなり、たくさん迷惑がかかってもオッケー!迷惑なんかではないのです!とお話しがありました。
まだまだ支援については勉強中です…という先生が担任だとして、ため息がつきたくなるような場合でもぜひ保護者の方が先生と一緒に勉強して下さい。先生とたくさんお話しして下さい。親が先生に背をそむけてしまうと、先生はお子さん自身がどんな支援を必要としているかわかりにくい状態になってしまう事もあるかと思います。先生とたくさんお話しをして情報交換ができると、あらたな発見もあったり、課題が見えてきたり、お子さんにとって困り感のない環境設定がきっとできると思います。
なのはなでは「保育所等訪問支援事業」を行っています。
指導員がお子さんの幼稚園、保育園、学校に出向きお子さんの様子を見学して、連携をとってお子さんに合った環境作りをするお手伝いができると思います。詳細については市町村、なのはなにお問合せ下さい♪